結局誰よりキミが好き
コンコン――――・・・
「入っていいよ~」
お母さんがジュースを持ってきてくれた
「このジュースは斗馬君ので
綾はお茶!」
「何で私お茶なの~?」
「赤ちゃんに影響したら
いけないから!」
お母さんはそう言って
部屋を出て行った
「大事にされてんじゃん!」
斗馬は私の頭を撫でた
「斗馬派手に遊びまわれなくてごめんね」
「いいの!いいの!
俺こういうまったり系もスキだから~!」
斗馬はベットに寝転んでそのまま寝てしまった
「あ―あ・・・
寝ちゃった」
私は斗馬の頭を撫でた
そして斗馬の横で添い寝した
「・・・綾・・・」
斗馬の寝言が愛しく感じた
「斗馬、ありがとう」
絶対私の心は今斗馬に行っている
俊輝のことは今でも愛してるけど
こうやって支えてくれる斗馬がスキになった
私はゆっくり眠りに着いた
私が目を覚ますと
もう夜の9時だった
斗馬はまだ爆睡していて
私は静に斗馬を起こした
「おきて斗馬」
「ん~・・・おっ綾だあ~」
斗馬は目を擦って起き上がった
「もう9時だからウチでご飯食べていきなよ」
「いいの?」
斗馬は私に尋ねた
「ちょっと待ってて?」
私はお母さんに聞いて
部屋に戻ってきた