結局誰よりキミが好き

私は地元に戻ってきた

駅のホームで少し休んだ

「荷物重い~」

私はケータイをいじりながら

クレープを食べていた

「・・・やめてよ!」

後ろの方から声が聞こえた

私は後ろを振り向いた

そこには何人かの人で

1人の女の人を囲んでリンチしていた

「金出せや!コラ!」

1番背が高くてリーダーっぽい人が

女の人にお金を要求していた

「ちょっ!」

私は荷物を置いてそこへ走っていった

「やめてあげてください!
 困ってるじゃないですか!」

私は男の人達の後ろで叫んだ

「あ?何だてめぇ?」

男の人の迫力に一瞬どきっとした

「そういうのかっこ悪いと思います・・・
 男の人何人かで女の人1人を攻めるなんて
 弱いと思います!
 まずこういうのやるのってすごくいけないと思いますし
 とにかく・・・やめてください!!」

「何様だてめぇ!?
 抜かしたこと言ってんじゃねーぞ!ガキ!」

「あなた達の方がよっぽどガキです!!!!」

私は1番大きな声で叫んだ

その時――・・・

すごい音と共に男の人が飛んでいった



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