結局誰よりキミが好き
私は受信ボックスを開いた
【待ち合わせ9時だろ?
なんか伊織遅れるって】
俊輝からのメールに私は返事を打つ
【そうなんだ…
んじゃ予定変更する?】
俊輝は打つのが早い
メールは1分もかからないで返ってきた
【伊織悪いからって先に遊んでてだって】
【分かった んじゃまず俊輝と2人で!】
私はパンを食べ終えて
俊輝とのメールをやめた
8時45分になり、私は家を出た
昨日買ったブーツはあまり履かないタイプの
ブーツだったから慣れるまで時間がかかった
好きな音楽を聴きながら
私はスピードをあげていく
待ち合わせの喫茶店につくと
見慣れた後ろ姿が見えた
「俊輝!」
私の声と共に俊輝が振り向いた
「よお!」
私は俊輝の前に座って
メニューを開いた
「なんか食べる?」
「俺、いいや!」
「あっそ…すいませ~ん!
このパフェください」