結局誰よりキミが好き
「そろそろ帰りますか~」
「そうですね~」
伊織は立ち上がり背伸びをした
「今日は学校休むしかないね~」
「そうだね~」
「伊織、ほんとありがとう
メールするね!」
伊織はぼけーっとしながら
私に手を振った
ケータイを開いて時間を見ると
朝の5時半だった
「うわっ!7時間も公園いたの!?」
私はあくびをしながら歩いていた
ドン―――・・・!
私は誰かとぶつかった
「いたた・・・すいません」
上を向き目を開けた
「あっこの前の・・・」
そこにはこの前駅で会った
俊輝そっくりの男の人がいた
「また会ったね!
えーと・・・綾ちゃんだっけ?」
「えーと・・・斗馬くんだったよね?」
お互い名前を確認しあって
私は立ち上がった
「ねえアド交換しない?」
いきなり言われて驚いたが
私はケータイをだした