結局誰よりキミが好き
俺はパフェを頼みぱくぱく食べてる
綾の姿をずっと見ていた
あっ・・・
俺は本当の目的を忘れていた
伊織に遅く来てもらうように頼んだのは
綾に相談するためだ
「ねえ・・・そういえばさ?」
俺が言うと綾はびっくりして
声が裏返っていた
なに慌ててんだ・・・と
心の中で笑ってしまった
俺は綾に彼女のことを相談した
綾は自分のことのように
哀しい顔をして
「あの・・・私なんも役にたたないかも知れないけど
話聞くぐらいならできるから・・・」
と小さな声で言った
俺は心の底からお礼を言った
伊織が来てから俺たちは店を後にした
今日は本当に楽しかった
綾に言えて結構すっきりした