結局誰よりキミが好き
私の心臓が大きく鳴る
「俺、最近綾を見るとなんつーか・・・
キスしたくなったりして
自分で自分を止めらんねーんだ・・・
それで昨日みたいなキスしちまったり
昨日綾からキスしてもらったとき
ちょう嬉しかったり
付き合ってもねえのに
いつも綾のことを考えちまう
だから・・・つまり・・・俺
綾のことがスキなのかもしれねえ」
止めれ・・・
私の心臓
俊輝の声がうまく聞こえない
「綾が俺と同じ気持ちなら
俺と・・・付き合ってほしい」
まさかの俊輝の告白に
私の顔は真っ赤に染まる
「私は・・・俊輝がスキ」
私は下を向いてぼそっと呟いた
「・・・はは・・・っははは!」
俊輝はいきなり笑い出した
「なっ何~!?」
私は困った顔で俊輝を見た
「んじゃあ・・・付き合ってくれるか?」
私は小さく頷いた
俊輝は私を包み込んだ
「スキだ・・・綾」
俊輝の大きな背中に手を回した
暖かい俊輝の体温と
甘い声に私はドキドキして
全く動けなかった
「私も俊輝スキ・・・」
そして付き合って初めてのキスをした
「俺自分がこんなにエロいなんて思わなかった」
「私達キスしすぎだね・・・」
私達は抱きしめ合ったまま
何度もスキと言い合った