結局誰よりキミが好き

私達は2人でじゃれあいながら

いつの間にか寝てしまった

「ん~・・・」

私は目を覚ました

時計を見るともう12時をまわっていた

「あ~っやばい・・・」

さすがに学校帰りに親に言わずに

こんな時間まで遊んでたなんて

怒られてしまう!

私はケータイを取り出した

【受信メール 5件】

私は慌てて受信ボックスを開いた



【どこに居るの!? 母】

【みんな心配してるよ!
 どこで何してんの!! 姉】

【綾ママから電話来たよ!
 大丈夫っっ!?!? 伊織】

【綾? 母】

【返事しなさい!
 大丈夫なのっ!? 姉】



私はみんなに返事をした

隣を見るとそこには

私の彼、俊輝がいた

俊輝は小さな寝息をたて、

かわいい寝顔で寝ていた

「俊輝、スキ・・・」

私は俊輝の頭を撫でて

唇にキスをした

「・・・おはよう」

俊輝のいきなりの言葉にびっくりした

「起きてたのっっ!?!?」

「うん、あんまりかわいい顔して寝てるから
 ずっと起きてて見てた!」

私は自分からキスしてしまったことが

恥ずかしくて顔を隠した

「綾が急に寝やがったから仕返しとして
 寝てる間にチューとか腕枕とか
 いろいろしてやったぜ!」

俊輝は自慢気に笑った



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