結局誰よりキミが好き

「めっちゃ見てた・・・」

「綾、へんた~い!」

電話の向こう側で爆笑してる伊織

「もう彼氏だから見てもいいのっ!!」

私はまたちらっと窓の外を見た

下はダメージジーンズを着て

上はまだ裸だった

俊輝の体は意外と筋肉質で

とてもかっこよかった

「あ~・・・なんか幸せ~・・・」

私は電話をしてることを忘れて

自分的に恥ずかしい言葉を発してしまった

「綾、ほんと幸せそうだね!
 んじゃ私準備するから行ってらっしゃい!」

「あっ!うん!!ばいばい~」

私は電話を切って

いつまでも窓の外を眺めてた

すると俊輝がいきなりこっちを向いた

俊輝はにこっと笑って窓を開けた

私も窓を開けた

「おはよう・・・綾」

「お・・・おはよう」

早く服を着てほしい

「綾、パジャマ姿もかわいい~」

私は有名なキャラクターの着ぐるみを

着ていっつも寝ている

「俊輝・・・とりあえず服着て?」

私は壁に隠れた

「あ~ごめんっ!
 俺の体に興奮した?」

「違う~!!」

私は顔を出した

その瞬間キスをされた

「おはようのチュー」

俊輝は八重歯を見せて笑った


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