結局誰よりキミが好き
目的地に着いた
「遊園地だ―――っ!!!」
私は幼い子供のような声で
ぴょんぴょんジャンプした
「騒ぎすぎ~」
「だってずっと来たかったんだもん!!」
私は遊園地なんて
まだ記憶がない頃に
一度した来たことがない
「なんか初めてきたって感じ~!」
「まぢで!?」
私達はすごく遊びまわって
たくさんの思い出を作った
「今日はたのしかった!」
私は俊輝の腕に手を絡ませた
「俺も超楽しかった!
また来ようなっ!!」
私達は駅に着いた
電車が来るまで結構時間があった
私達はいすに腰掛けて
たくさんの話をした
「ちょっとジュース買ってくるな!」
俊輝が席をあけた途端
男の集団がこっちに来た
「君かわいいね~!」
「えっ・・・?」
いきなり話かけられて
私はたじたじだった
「さっきの彼氏?
彼氏なんかほっといてさ・・・って・・・
お前片山っ!?」
一番派手な男から言われた
「え・・・?誰?」
私の声を聞いて男達は笑い出した
「片山じゃん!!」
私は誰か知らない人にこんな風に
笑われて私は下を向いていた
誰かわからないけど嫌な気分・・・