結局誰よりキミが好き
「綾ちゃん超かわいいんだけどっ!」
拓哉は私をじっくりと見た
「かわいいのは当たり前だろ!
でも手ぇ出すなよ!!!!」
俊輝は拓哉の頭を叩いた
「綾ちゃん、俺のこと拓哉って呼んでな!」
「うん・・・私の事も綾でいいよ?」
「いいって~俊輝くん~!」
俊輝は私を一瞬睨んだ
「あっごめん!俊輝!」
「綾サイテー」
俊輝はすねた
「ごめん・・・ごめ・・・」
私は泣いていた
「あっ綾!?泣くなよ!」
俊輝は必死で涙を拭ってくれた
「私がスキなのは俊輝だけだよお・・・」
私の言葉で周りが静まり返った
後からざわざわと声がする
「俺もだよ・・・・・・」
ここは教室なのに俊輝は私にキスしてくれた
「と・・・俊輝!?」
俊輝は舌を絡ませた
「・・・ん・・・・・・」
俊輝はようやく口を離した
周りは顔を真っ赤にしてざわざわしている
「ざわざわうるせぇぞ!!
キスくらい、いいじゃねぇかよ!
俺らのラブラブ行為に文句ある人~?」
そう言ってくれる俊輝は
顔を真っ赤に染めている
それがまたかわいかった
俊輝の言葉に周りは静かになった
「綾、ごめん」
俊輝は私の頭を優しく撫でた