結局誰よりキミが好き

「すっすげ~・・・」

拓哉は硬直している

「俊輝、超かっけ~!
 大胆すぎるぞ!」

俊輝はやりとげた顔で席に着いた

その瞬間男の先生がやってきた

若くてかっこいい先生だった

「初めまして、今日からこのクラスを
 担当することになった寺戸だ
 専門の授業は保健体育だ
 みんなに認められるよう努力を尽くす
 1年間よろしくな」

先生の言葉にときめいてる生徒が何人も居た

「綾、あんな奴スキになんなよ?」

俊輝は心配そうに言ってきた

「私、先生なんて無理だし安心して!」

私は俊輝に笑いかけた

この日は無事に終わった

「綾、ばいば~い!!
 後・・・俊輝も!」

拓哉は大きく手を振った

「綾って呼ぶなー!!!」

俊輝は私の頭を撫でながら

拓哉に手を振った

「俊輝・・・大好き!
 帰ろっか~」

私は俊輝の大きな手にキスをした

「・・・おう!」

私達はみんなに公認してもらえる

カップルになれるかな?

俊輝の手をぎゅっと握った



< 75 / 138 >

この作品をシェア

pagetop