結局誰よりキミが好き
明後日の約束
斗馬が転入してきてから
俊輝とあまり話さなくなった
俊輝と話そうとしたら
斗馬が私に話しかけてくる
俊輝も気を使って他の人と話すんだ
「ねえ斗馬君・・・」
私は斗馬に話かけた
「君、いらないって!」
俊輝は笑顔で答えた
やっぱり俊輝に似てる
それだけで私は顔が赤くなる
「私俊輝が居るからあまり
話しかけないでほしいの・・・
後・・・この前の本当の事って?」
私は斗馬の顔をのぞいた
「あーそっか
綾ちゃん彼氏いるもんね~
分かった、気をつける!
本当の事?
あーあれか・・・気にしないで?」
斗馬はそういうと手を振った
「気になるって!
言ってよ!」
私は斗馬の服を掴んだ
「・・・見ろよアレ
佐山ふられたな~」
その声を聞き私は後ろを振り返った
みんなが私を冷たい目で見る
私は斗馬の服を掴んだまま俊輝を見た
俊輝は一瞬私を見て
教室を出て行った
ズキッ―――・・・
私は俊輝と話したくて・・・
でも私は追いかけることが出来なかった
斗馬の服から手を離して
私は倒れてしまった