結局誰よりキミが好き
チャイムが鳴って
全ての授業が終わった
私達は階段を一段一段上がった
手を強く握って
会話することもなく
私達は静にクラスへ戻った
伊織が私の教室の前に居た
「あっ伊織~!!」
伊織はこっちを振り向いて
大きく手を振った
「俊輝ごめん!先行くね!」
私は伊織の元へ走った
「聞いて~綾~」
私達はトイレに向かった
「私も聞いてほしいことあるんだ・・・
まず伊織から言って!」
「あのね~実はさっきの授業の時、
祐輔とメールしてたんだけど~・・・
今週の休みの時に・・・
俺ん家来いよって言われたの~!
滅多に家なんか入れない人だから
もしかしたらって・・・」
伊織は赤面でケータイにキスしていた
「まぢでっっ!?
それきっとエッチする予定だよ!
私の話も同じなんだ・・・・・・
付き合ってもうすぐ1年なんだけど
その日エッチする約束しちゃったんだ・・・
もう恥ずかしくて俊輝の顔
見れなかったよ!!!」
私と伊織は2人共顔を真っ赤にして
なんどもなんども飛び跳ねた
「お互い頑張ろっ!」
「でも・・・私まだやったことないんだ・・・」
私はもじもじと呟いた
「うっそ!?まぢ!?
でも結構いるよね~
私は過去に1度だけ・・・!
頑張れ!綾!!」
伊織の発言に驚いた
「やっぱり経験ある人多いよね・・・
ずばっと聞くけど・・・痛い?」