結局誰よりキミが好き
1年記念日
昨日は眠れなかった
1日はあっという間に過ぎて
とうとうこの日を迎えてしまった
【1年記念日だな!】
俊輝からのメールだけで
心臓がばくばく鳴る
【おめでとう・・・・・・だね】
私はメールを返信して
昨日買った勝負下着と
かわいい流行のワンピースを着た
あえて化粧は薄めにした
気合はいってるって思われたらいやだから
コンコン――――・・・
窓から音がした
私はゆっくりカーテンを開けた
俊輝はにこっと笑った
私は窓を開けた
「お・・・おはよ!」
少し照れながら私は笑った
「おはよう」
俊輝はすごく自然だった
「もういける?」
私は大きく頷いて家を出た
私が家を出ると
俊輝もちょうど家を出て
私達は合流した
「もう1年だよ、早いね」
私は俊輝の手を強く握って笑いかけた
「早いな~・・・」
俊輝は空を見つめて微笑んだ