結局誰よりキミが好き
「そろそろ帰るか・・・」
「・・・うん」
私と俊輝は名残惜しむように
浜辺から立ち上がり駅へ向かった
「ぎりぎり終電だよ」
俊輝から手を引かれて
私達は電車に乗った
電車が静に揺れ始めた
俊輝は私の肩に頭を置いた
「あ~・・・まぢ綾大好き・・・」
少し眠たいのか俊輝は目を閉じている
私は俊輝の頭を撫でた
俊輝はすやすやと眠りだした
私は俊輝の頭の上に少し倒れこんだ
「私も・・・大好きだよ・・・」
そして私も眠りに着いた