あなたなんか愛さない
「まず、目がはれないようタオルを持ってきますから少し待っていて下さいね」
「・・・・ええ」
いつもの立場がすっかり変わっている
こうなると芽衣がすごく頼もしくなって見える
不思議だぁ
芽衣が帰ってきてタオルで目を押さえた
「それで・・・なぜ旦那様が浮気をしたと分かったのか 聞かせていただけますか?」
「もちろんよ・・・ 今日、咲が携帯を忘れていったの・・・・それでメールが着て 急用だったら会社に知らせなきゃいけないと思ってみたの・・・・そし・・・たらぁ・・」
また涙が出てきた
「泣かないで下さい・・・そして・・・?」
話そうとすると声が震えた
「・・・女の子からの・・・・メールだったの・・・・・」
「内容はどうだったのですか?」