あなたなんか愛さない


・・・・佐田マオリ・・・・あっ

マオリのことに気がついた芽衣は、つい睨みつけてしまった

「えっ!どうかしたんですかぁ~ 社長夫人も固まっちゃって・・・ええ~?」

1人わけが分からずオロオロしているマオリ


「・・・・あ、ごめんな・・・さいね・・」

ようやく震えた声をだした玲


「あの・・・具合でも悪いんですかぁ?社長室で横になりましょう?ねぇ?」

「大丈夫よ・・・気遣いありがとうございます」

「でも!心配なので横になっててくださいねぇ!社長を呼んできましょう!」


大丈夫という玲の声を聞かず、玲をソファに寝かせ、芽衣に指示をだしてすぐに飛び出していってしまった



「・・・・・玲様」


「・・ん?・・・・大丈夫よ・・・・」


「少しの間でも、寝ててくださいね・・・・?」


「・・・・・・・・うん」



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