あなたなんか愛さない


「わたしがぁ?社長とぉ!?ぎゃははは!絶対ないですぅ
 こんな人、無理ですもんっ」


マオリさん


「お前なあ・・・・」


眉間に皺を寄せ、口元をぴくぴくさせながら咲がいった


「俺だってコイツは無理だ
 まったく・・・いっつもかっつも俺に毒見させやがって・・・」


毒見・・・?あっ!


「お弁当はっ!?」


「ああ、それはですねぇ~「こいつ、料理が壊滅的に下手だから、好きなやつに食わせる前に俺に毒見させてるんだよ」


スキな人・・・?


「ああっ!ひっどぉいー!!言い方ってものがあるんじゃないですかぁ?

い・い・か・た・って・も・の・が!
こーんなに可愛い人がお弁当を作ってあげてるんですよぉ?
感謝してほしいぐらいですよっ!」


「あのなぁ・・・じゃあ、そのクソまずい料理を毎日食わされてる俺のみにもなれ!」



ぎゃーぎゃー言い争ってる2人

この様子だと、恋仲ではないらしい


「よか・・・ったぁ・・・」


「っ!玲!」



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