結婚事情
『ミユ、今から電話かけても大丈夫?』
しばらく待ってみるも、返信はなかなか来なかった。
もう寝ちゃったのかな。
15分が経過して、あきらめようとしたとき携帯が鳴った。
ミユからだった。
「ハルナ、ごめんごめん!子どもと一緒にうたた寝しちゃってたよ。」
「あ、こっちこそこんな夜遅くにごめんね。今は大丈夫なのかな?」
「大丈夫よ。旦那がもうすぐ帰ってくるくらい。」
「え?まだ帰ってないの?」
「そうよ、うちの旦那は残業ない日なんてないんだから。安月給なんだからしっかり働いてもらわないとね!」
そう言いながらも、なんだか嬉しそうだった。
「で。どう?何か進展はあった?」
ミユは真面目なトーンで聞いてきた。
「それなんだけど。なかなかね。」
「ん。まぁ、ハルナの性格じゃ、そうそうはっきりとしたものを得るには時間がかかるとは思ってたけど、ちょっと遅くない?」
こうやってずばずばとはっきり言ってくれるミユの存在は、今までもこれからも私には必要だ。
「そうだよね。私もいい加減自分に嫌気がさしてさ。ただ、少しだけ変化はあったよ。」
「変化?」
「ナオとタツヤと二人で色んな話をしたし。で、実は今週末ナオの両親と会うことになっちゃって。」
「へ~!」
ミユは驚いた声をあげた。
「ナオさんのご両親と会うの?」
「うん、そう。それでさ・・・」
「いや~、意外。」
意外??
「ミユ、何が意外なの?」
「だってさ、ナオさんのご両親と会うってことは、ほぼ決まりなんでしょ?私はてっきりタツヤさんの方にハルナは傾いてるのかなって思ってたからさ。」
しばらく待ってみるも、返信はなかなか来なかった。
もう寝ちゃったのかな。
15分が経過して、あきらめようとしたとき携帯が鳴った。
ミユからだった。
「ハルナ、ごめんごめん!子どもと一緒にうたた寝しちゃってたよ。」
「あ、こっちこそこんな夜遅くにごめんね。今は大丈夫なのかな?」
「大丈夫よ。旦那がもうすぐ帰ってくるくらい。」
「え?まだ帰ってないの?」
「そうよ、うちの旦那は残業ない日なんてないんだから。安月給なんだからしっかり働いてもらわないとね!」
そう言いながらも、なんだか嬉しそうだった。
「で。どう?何か進展はあった?」
ミユは真面目なトーンで聞いてきた。
「それなんだけど。なかなかね。」
「ん。まぁ、ハルナの性格じゃ、そうそうはっきりとしたものを得るには時間がかかるとは思ってたけど、ちょっと遅くない?」
こうやってずばずばとはっきり言ってくれるミユの存在は、今までもこれからも私には必要だ。
「そうだよね。私もいい加減自分に嫌気がさしてさ。ただ、少しだけ変化はあったよ。」
「変化?」
「ナオとタツヤと二人で色んな話をしたし。で、実は今週末ナオの両親と会うことになっちゃって。」
「へ~!」
ミユは驚いた声をあげた。
「ナオさんのご両親と会うの?」
「うん、そう。それでさ・・・」
「いや~、意外。」
意外??
「ミユ、何が意外なの?」
「だってさ、ナオさんのご両親と会うってことは、ほぼ決まりなんでしょ?私はてっきりタツヤさんの方にハルナは傾いてるのかなって思ってたからさ。」