【短編】超絶!大視覚カメラ
ONE DAY
「…"超絶!大視覚カメラの話"……ナニコレ?」
テーブルの上にポンと置かれたレポート用紙のブ厚い束。
その表紙には、まるで国民的アニメ・○○えもんのようなタイトル・・・の下には一人の男のサイン。
KAZUSA HITOIKI・・・"人生数才"と書く。いつも思うけど、本当にフザけた名前だ。でも本名だ。
私は思わずテーブルを叩き、声を荒げて叫んでいた。
「ここは日本、いーえ!世界を代表する理論宇宙物理学の研究所のはずじゃなかったの!?」
そしたら、ウシロから、いっつもカンに障るカン高い声が・・・
「わかっちゃいないんだよー、若菜っちゅんは!」
そー言ってウヒャヒャヒャーとマンガのように笑う。
ウン、本当にそう笑うのだ。この若き天才は・・・
「先生、私は"っちゅん"じゃなくて"すずめ"って名前がちゃんとありますから!いー加減、ちゃんと呼んでくださーい!!」
「じゃ、若菜ちゃ…」
言い終わる前に私は手が消える速さで目の前のレポートの束をガシッとつかみ、固め、丸めて、頭を思い切り引っ叩いていた。
「…ん………イッタイサーーーっ!このバカヂカラ女ぐぁっ!!!」
その後、ちゃんと呼ぶのは普通だろうがだの、そもそも名前が似合うような背丈かよとか言うもんだから、黙ってバシバシ遠慮なく叩いてやったら、泣き出しやがったよ。30の男が・・・。
テーブルの上にポンと置かれたレポート用紙のブ厚い束。
その表紙には、まるで国民的アニメ・○○えもんのようなタイトル・・・の下には一人の男のサイン。
KAZUSA HITOIKI・・・"人生数才"と書く。いつも思うけど、本当にフザけた名前だ。でも本名だ。
私は思わずテーブルを叩き、声を荒げて叫んでいた。
「ここは日本、いーえ!世界を代表する理論宇宙物理学の研究所のはずじゃなかったの!?」
そしたら、ウシロから、いっつもカンに障るカン高い声が・・・
「わかっちゃいないんだよー、若菜っちゅんは!」
そー言ってウヒャヒャヒャーとマンガのように笑う。
ウン、本当にそう笑うのだ。この若き天才は・・・
「先生、私は"っちゅん"じゃなくて"すずめ"って名前がちゃんとありますから!いー加減、ちゃんと呼んでくださーい!!」
「じゃ、若菜ちゃ…」
言い終わる前に私は手が消える速さで目の前のレポートの束をガシッとつかみ、固め、丸めて、頭を思い切り引っ叩いていた。
「…ん………イッタイサーーーっ!このバカヂカラ女ぐぁっ!!!」
その後、ちゃんと呼ぶのは普通だろうがだの、そもそも名前が似合うような背丈かよとか言うもんだから、黙ってバシバシ遠慮なく叩いてやったら、泣き出しやがったよ。30の男が・・・。