【短編】超絶!大視覚カメラ
BONY
さすがBONYと言うべきか。
グローバルな大企業の名に恥じない超高層インテリジェンスな本社ビルだった。
最上階の、周りがガラス張りの、超眺めのいい大会議室が会見の場所で、相手はたったの二人。
一代でBONYを巨大企業へと育て上げた創業者の生駒等会長と、ユニフォームを着た黒縁メガネのマジメそうな中年男。
「カ〜ズ〜」
「ヒトシちゃ〜ん」
ジジィ会長と先生が恋人のように抱き合う姿は吐き気がした。
二人はなんでも将棋仲間だそうだ。
でも、いつやってたってーの?・・・あ、ネットね。
「いやぁよく来てくれたねぇ。凄いカメラ作りたいんだって?」
先生の肩をバシバシ叩きながら豪快に会長は言った。
「…で、企画書は読ませてもらったんだけど、深い所はよくわからんのよ。だからコイツに読ませたら、目の色変えて、どうしても同席させて欲しいって…いいかな?」
会長のウインク、かなり不気味・・・
グローバルな大企業の名に恥じない超高層インテリジェンスな本社ビルだった。
最上階の、周りがガラス張りの、超眺めのいい大会議室が会見の場所で、相手はたったの二人。
一代でBONYを巨大企業へと育て上げた創業者の生駒等会長と、ユニフォームを着た黒縁メガネのマジメそうな中年男。
「カ〜ズ〜」
「ヒトシちゃ〜ん」
ジジィ会長と先生が恋人のように抱き合う姿は吐き気がした。
二人はなんでも将棋仲間だそうだ。
でも、いつやってたってーの?・・・あ、ネットね。
「いやぁよく来てくれたねぇ。凄いカメラ作りたいんだって?」
先生の肩をバシバシ叩きながら豪快に会長は言った。
「…で、企画書は読ませてもらったんだけど、深い所はよくわからんのよ。だからコイツに読ませたら、目の色変えて、どうしても同席させて欲しいって…いいかな?」
会長のウインク、かなり不気味・・・