No more Life
プロローグ
私に対して“あれ”が
始まったのは小5のとき。
はじめは無視から始まり、
言葉のいじめが始まった。
『きもい』『汚い』
『うざい』『消えろ』
―――“死ね”―――
そんな言葉をクラスで
毎日毎日、あびせられた。
でも、私はそんな言葉を
あびせさせられても、
“苦痛”とは思わなかった。
雄一の親友でいてくれた
華奈がいてくれたから。