年下の男
そしてある日
私は和也の家に
遊びに行った
緊張する…
「ただいま!」
和也の家玄関に入った
「おじゃまします」
和也はリビングへ
私もついて行った
そこには和也のお母さん
「母さん俺の彼女!!」
「知佳って言います」
私は頭を下げた
「まぁ…どうも」
私が頭をあげると
にこっと笑ってくれた
そして挨拶を終えると
私達は和也の部屋に行った
「…お父さんは?」
私は和也に聞いてみた
「いねぇよ!女作って逃げた」
「ごめん…」
「謝んな!!」
私は和也に頭を撫でられた
そして気づいた
「和也いい匂いする」
和也は香水を
私に差し出した
「Ferragamoだよ」
「へぇー!!」
私は香水を学校の鞄につけた
「いい匂い…」
「やるよ」
「えっ!」
「嘘!」
そう言って香水は没収
「ひどい」
「キスしてくれたら」
「じゃあいらない」
和也は笑った
和也のその顔が
一番好きだった