年下の男
ある日のこと
私はいつもの通り塾へ
塾の入り口へ入ろうとした時
「…あの」
結構感じのいい子だった
「はい?」
「彼氏とかいます?」
なんだこいつ…
「いない…けど」
それを聞いた瞬間
彼は頭を下げて
誰かに伝えに行っていた
私は首を傾げて
塾に入った
私の通っていた塾は
個別指導だったから
私は席に座り先生を待っていた
その時
「ねぇ…」
私が顔をあげると
そこにいたのは
顔は整っていて
髪は少し茶色の男の子
格好いい…
私はそう思った
「…何?」
私は冷たく言ってしまった
「えっ…べつになんもない」
彼は行ってしまった
これが私達の出会い