この美しき世界で
白銀の髪に白い鎧。そこに混ざる黒と赤。それはなんとも美しい姿である。
陽光を照り返し鎧がきらきらと輝いている。
自信はあった。鍛錬を重ね、共に研鑽しあった日々。俺達は弱くない。そう自負していた。
「来るぞ!」
土煙をあげ迫る地獄の戦士。無言で迫るその姿はなんと不気味なことだろうか。
なんの気迫ならばこちらも負けてはいない。
ナツの声に戦士達の手に力がこもる。合図は隊長の役目。それぞれがセロの挙動に注目する。
「さぁお前ら。バサクの戦士に戦いを仕掛けたことを後悔させてやろうや。」
剣を掲げセロはにやりと笑う。初陣だ。必ず勝鬨をあげてやる。
確かに魔族との戦いは初めてのことだ。人間相手とは話が違う。
それでも負けることはない。そう思っていた。
地獄の戦士が肉薄する。そしてセロは掲げた剣を振り下ろした。
『おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
血気盛んな戦士達。この時を待っていた。そう言わんばかりに戦士達から怒号が飛ぶ。
そして一斉に駆け出す戦士達。先頭を駆けるのは赤の戦士ナツ。
「よっしゃあっ!バサクの一番槍俺がいただいたぁっ!」
陽光を照り返し鎧がきらきらと輝いている。
自信はあった。鍛錬を重ね、共に研鑽しあった日々。俺達は弱くない。そう自負していた。
「来るぞ!」
土煙をあげ迫る地獄の戦士。無言で迫るその姿はなんと不気味なことだろうか。
なんの気迫ならばこちらも負けてはいない。
ナツの声に戦士達の手に力がこもる。合図は隊長の役目。それぞれがセロの挙動に注目する。
「さぁお前ら。バサクの戦士に戦いを仕掛けたことを後悔させてやろうや。」
剣を掲げセロはにやりと笑う。初陣だ。必ず勝鬨をあげてやる。
確かに魔族との戦いは初めてのことだ。人間相手とは話が違う。
それでも負けることはない。そう思っていた。
地獄の戦士が肉薄する。そしてセロは掲げた剣を振り下ろした。
『おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
血気盛んな戦士達。この時を待っていた。そう言わんばかりに戦士達から怒号が飛ぶ。
そして一斉に駆け出す戦士達。先頭を駆けるのは赤の戦士ナツ。
「よっしゃあっ!バサクの一番槍俺がいただいたぁっ!」