自動ドア
(あの下着、買わなきゃ)

早苗はそう思いながら、セクシーな下着が並んでいる所へ目を移す。

しばらくして、早苗の眼(まなこ)が、お目当ての品を捕らえる。

「あった!」

銀色に輝くような、飾り気のないTバック。

シンプルだが、金属的な輝きが高級感をかもし出す。

最近、ひそかに目をつけていた『勝負下着』だ。

(これで、企画課の山中さんと…うへ、うへへへへ)

ニタニタしながら下着を手にする早苗だった。

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