自動ドア
すると、自動ドアのセンサーが、その人差し指をピッと感知する。

早苗の前で、ガーッと開く自動ドア。

(……)

言葉を失う早苗。

真実が、唖然としている早苗に尋ねる。

「どうしたの?」

「いや、別に、何でも…」

早苗は

(コノヤロー)

という想いを自動ドアにぶつけながら、開いたドアをくぐろうとする。

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