44°目線の王道
「とりあえず朝っぱらから
人の机の上でチーズ鱈を豪快に貪る女を大衆に溢れかえってる奴のカテゴリーから削除してね。」
笑顔で毒をはくのは一番の友人、栗栖 香

等の友人、香は
自分の友人(仮)である緒都が
朝ご飯を食べたのが嘘の用に貪り続けるチーズ鱈のカスが自分の机の上に降り積もらせるのを
こめかみに青筋を立てながら静かに見つめていた。

ちなみにチーズ鱈の隣においてある緒都の水筒の中身は
カルピスと言うなんともミスマッチングな組み合わせである。

「本当に色んな意味でありえないわよアンタ」

はぁと大きくため息をつき頭を抱えるものの

「だってカード会員様10円引きだったし」

「そこはせめて美味いとか好きだからって言いなさいよ。」

返ってくるトンチンカンな言葉に余計に頭を抱え直すだけだった。
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