私のカレは先生。
試験が始まった……。



明日は大嫌いな物理のテスト!! あ〜もうどうしよう!! 奈実は出来るだろうな……。私だけ置いていかれる〜!! 助けて〜!!

先生はスラスラ解く事が出来る。
その度に
「先生は天才!! ホンマすごいし!! ヤバイ!」
「そんな事ないよ。こんなんまだ簡単な方やよ。
高2なったらもっともっと難しくなるねんから。
咲ちゃんも今から解けるようにしなきゃね。」

先生、若干照れてるし〜可愛い また天才って言ったろ(笑)


「あ〜マジで物理むり!!明日テストやし、どうしよ先生!! 先生が横におったらいいのにな〜。
ってか学校の物理のおっさんばりキモくて……先生が物理の先生やったらいいのに!! 分かりやすいし、みんなキャーキャー言うで!!」

「このままやとヤバイな……。困った困った。
しゃーないから俺が紙に重要な所書くから覚えろよ?!

先生がキモいとか言わないの!! 俺が学校の先生?どーせキモいとか言うくせに。」

「ありがとう先生
先生、優しい〜!!
でも……時間オーバーしてますけど? 良いんですか?」

「良いねん!! 良いねん!! はよやろ!」



結局、先生は40分も延長してくれた。
本当は図書館とかで二人で勉強したかったな……って無理な話(笑)
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