続☆俺の隣の俺の女
うるうると目に涙を浮かべてばっと翔の方を向いた
「・・・しょーちん。
ごめんね。あたし、
ペロリチョコ
100個買うからね」
「は?」
「だってあたし・・・
大の運動音痴だもん」
・・・・そう。忘れるもんか。小学生の頃から運動会の
走りはいつもベベ。
障害物競争なんて
障害物にはまりまくりで
前に全然進めないし。
もはやテニスなんて!!!!
うう・・・と
うつむいていると
頭をポンポンと
させられたから顔をあげた
「・・・お前、俺
誰だと思ってんの?」
「・・・え?」
「俺がお前の分も
全力でやってやるよ。
だからお前も自分なりで
全力で頑張れ。
最初からあきらめてんじゃねえよ。」
「ん」
とピンクのラケットを
渡された
「な!お前は前にいって
とれそうなボール
はじき返せ」
とポンポンと頭を
してくれた
「うん!!ありがとう!」
あたしはあたしなりに
全力で翔をサポートしよう!