恋の花


(遠藤って…確か…)


「あっ!!席があたしの後ろの人っ!!」


「あ?そーなのか?わかんねぇや。」


遠藤はつぶれた花を元通りにしようと
している舞の手に目がいった。


「…わるい…。花が…」


「あっ、いいんです!!練習続けてくださいっ!!」


すると、遠藤はしゃがんで
舞と目を合わせた。


「本当にわりぃな。」


遠藤はボールをもって、体育館に戻って行った。


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