彼白~カレシ~
何分しても行進の練習は始まらない。



しだいに生徒は喋りだす。



「あつ~い。」



手であおいで暑さをしのぐ梨花子。



「おせー。早く始めろ・・・。」



イライラしてきた私。



「アハハッ・・・陸上部員の顔が・・・。」



(梨花子1人で笑ってるし・・・)



指を指して笑ってる梨花子の目線を見た。



「ハハッ。みんなイライラしてる・・・」



私もおもわず笑ってしまった。



「やろ!アハハッ・・・。」



時間厳守、行動素早くの陸上部員のみけんには、しわがよっていた。



(そうとうイライラしてるな・・・)


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