彼白~カレシ~
やっと行進の練習が始まった。
さっきの先輩はまだ私の後ろ。
どうやら、団の後ろにもリーダーが並ぶらしい。
‘‘ドクドクドクドクッッ・・・’’
心臓の鼓動がうるさい。
(いい加減静まれよ・・・)
よく分からないこの感情に、腹が立ってきた。
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ・・・」
リーダーのかけ声と共に前進する。
また、私の後ろから声が。
「リーダー以外も声だしてーーー!」
声が聞こえた瞬間、また鼓動が大きくなる。
同時にさっきの先輩の顔がうかんでくる。
(どうにかならないの・・・!?この感情・・。)
先輩が声をかけたものの、まだ、リーダーしか声を出してない。
またまた後ろから声が。
「みんなで声ださんと他の団に負けるよ!!みんな声だして!!」
確かに、後ろから聞こえる白団や青団や黄団の声の方が大きい。
赤団は、去年にひき続き、今年も優勝、応援賞を狙ってる。
先輩の言葉に、心動かされたのか、さっきよりも何倍も大きくなった行進の声。
(すっげーー!みんなをまとめてる!!かっこいい!!!)
私も一緒に、
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ・・・!」
さっきの先輩はまだ私の後ろ。
どうやら、団の後ろにもリーダーが並ぶらしい。
‘‘ドクドクドクドクッッ・・・’’
心臓の鼓動がうるさい。
(いい加減静まれよ・・・)
よく分からないこの感情に、腹が立ってきた。
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ・・・」
リーダーのかけ声と共に前進する。
また、私の後ろから声が。
「リーダー以外も声だしてーーー!」
声が聞こえた瞬間、また鼓動が大きくなる。
同時にさっきの先輩の顔がうかんでくる。
(どうにかならないの・・・!?この感情・・。)
先輩が声をかけたものの、まだ、リーダーしか声を出してない。
またまた後ろから声が。
「みんなで声ださんと他の団に負けるよ!!みんな声だして!!」
確かに、後ろから聞こえる白団や青団や黄団の声の方が大きい。
赤団は、去年にひき続き、今年も優勝、応援賞を狙ってる。
先輩の言葉に、心動かされたのか、さっきよりも何倍も大きくなった行進の声。
(すっげーー!みんなをまとめてる!!かっこいい!!!)
私も一緒に、
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ・・・!」