眠れる蝶
『おい頼、次麗の悪口言ったら殺す』

よし魁、よく言った!

『悪かったって。俺は沖時 頼[おきじ より]。ここの管理人だ。よろしく。』

『海王 麗です。宜しくお願いします(ニコ)。』

まぁこのカッコでタメ口はな・・・

『なんだ、カワイイじゃん』

カワイイ?何が?誰が?

『だろ。小さい頃からなんだよ。』

なんだこいつらは?何を話しているんだ?

『麗の部屋は777だから。』

『777・・・』

ラッキー7・・・俺の一番好きな好きな数字だ!

『何かあったらいつでも俺のトコ来いよ。』

『ッハイ』

俺は魁と一緒に管理室を出た。

あの頼って人、最初はムカついたけど結構いい人カモな。

< 17 / 27 >

この作品をシェア

pagetop