眠れる蝶
『ここが職員室だ。』

やっぱ寮から遠いな。広いからなぁ・・・

『まだ時間あるな。せっかくだから職員室でくつろいでくか。』

職員室でくつろげるかっつーの。

っと思ったけど、ここ、誰が作ったか忘れてた。

あの雷さんだった・・・

理事長室も寮も豪華だったのに、ここだけ手を抜くことはないな。きっと・・・


『ほら、ここに座ってちょっと待ってろよ。』

そういうと部屋の隅っこのつくへのところへと歩いて行った。

学校の職員室ってこんなに広いもんなのか?っと思うほど広かった。

そしたら、教室はどうなってるんだろう・・・

『何ボーっとしてんだ?なんかバカみたいだぞ(笑)』

『うっさい。』

『あれー、そんな口きいていいのかな?せっかく麗の好きなホットレモンティー持ってきてやったのに・・・』

ホ、ホットレモンティー!!!

『すいませんっした。』

『よろしい。』

魁は「熱いから気お付けろ」と言ってレモンティーの入ったコップを渡してくれた。

俺、紅茶系大好きなんだよ。とくにレモンティーがね。

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