昼と夜

「なぁ。夕夏。」
『何?』
「着いたよ…。」
あ…。いつのまに…。
『ありがとう。』
車を降りようとしたその時…
優斗があたしの腕を掴んだ。
「夕夏。ケー番とアド。教えてくれる?」
赤外線であたしのプロフィールを送り、優斗のプロフィールを受信した。
「じゃあまた♪」
「うん…またね。」
…また?
あたしは《さようなら》だと思っていたからびっくりした。
優斗はクラクションをならして、車を走らせて行った。
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