達也さんはそう言うと厨房へと戻って行った。
あたし達は料理を食べて、店を出た。
「夕夏さぁ、どっか行きたいとこある?」
あたしは少し悩んだ。
『この近くに今流行ってる雑貨屋があるんだけど…いい?』
優斗は笑った。
「ほな行こか~♪」
優斗と居ると、すごく楽しい…。あたしがもしあの時、翔にフラれてなかったら会うことはなかったんだろうな…。
考え事をしているうちに、目的地についた。
中に入った瞬間あたしの口から、『可愛いー♪』
って言葉が漏れた。
優斗はあたしが人と当たらないようにエスコートしてくれた。
好き…。
優しい優斗が大好き。
『優斗!!これ可愛く…』
あたしは言葉を失った。


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