やだ……
待って…
行かないで…
そぉ思っていても、ただ彼を見つめることしかできなかった。
彼は1度こっちを向いた。
だけど前を向いて、すぐに歩き出した。

あたしは泣いた。
声をあげて、人目なんかも気にせずに。
そんなときあたしに声をかけてきた男がいた。
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