「なぁ…夕夏…。」
『ん?何ぃ?』
優斗は真剣な顔であたしに聞いてきた。
「夕夏は水商売をやってたんか?」
言葉を失った。
あたしは汚れてる。
あたしは汚ない。
優斗と一緒に居る資格なんかない…。
「……夕夏…話して…。」
泣きそうな優斗を見て、あたしは話した。
『やってるよ。水商売。』
「何でやってるん?」
『あたしね、都会にでてくるとき、新しいことをしたかったの。』「…それで水商売?」
『…うん。ごめんね…見損なったよね……。』
あたしは我慢してた涙が溢れた。
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