「あ、起きたん?」
…ぁあ。分かった。
『はぃ…。あの…ありがとうございます。』
あたしは無意識に口が動いていた。
「タメ語でええから♪俺、優斗って言うねん。君は?」
かるそ…。関わりたくないかも…『夕夏です。』
「“夕夏”な!!可愛い名前やん。夕夏昨日熱出して倒れてんで。はい。体温計♪」
…いきなり呼び捨てかよ。
そう思いながらも体温計を受け取った。
『ありがとう。』
あたしは優斗さんから体温計を受け取った。
< 7 / 48 >

この作品をシェア

pagetop