恋のおくすり
邪魔しないで
「乃依ちゃん!」
「知佳ちゃん・・・」
知佳ちゃんに名前呼ばれるなんて珍しいな・・・。
しかも今日は知佳ちゃんにボディーガードがついてない。
なんかあったのかな・・・。
「ちょっと・・・いいかな?」
「え?うん・・・」
何?
早くしてよ、あたしは直樹に会いに行くんだから。←バカップル
「ねぇ・・・乃依ちゃん。
こないだ言ってた、“恋のおくすり”・・・
貸してくれないかな?」
・・・う゛ッッ!!
めっちゃ可愛い!!上目遣いするなああああ!!!←阿保
「・・・えと、なんで??」
「決まってるじゃん、両想いになるために使いたいからだよ」
・・・あ・・・えと・・・
「あのね、あたし気づいたんだ・・・
“恋のおくすり”なんて使うもんじゃないって。
自分の力で両想いにならなきゃ意味ない気がして・・・」
「わたしには、意味なくないの」
・・・・・え