恋のおくすり
「乃依ちゃんにとっては意味ないんだね。
そんな他人のことどーでもいいよ。
ただわたしにとっては意味があるんだよ。
だからほら、さっさと貸して」
いやだ・・・
知佳ちゃん、きっと直樹に使うんだ。
「直樹に使うの・・・?」
「うん」
「じゃあ嫌!」
あたし大好きだよ
直樹が大好きなんだよ
その気持ちはきっと・・・
誰よりも大きいって自信あるよ
「ぜ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ったいに嫌!!!貸さない!!!」