まだ、サヨナラが言えない
走った先は、


アタシの学校。


教室に入り、自分の席で適当な紙に文字を書いていく。



________アタシの遺書だ



そして屋上に駆け出した。


そして、、、、


その遺書を屋上のアタシの足元の隣に置き、アタシは目を瞑った。


「もうすぐ行くからね、、、咲、、、」


そう言って一歩を踏み出そうとしたその時、、、


ガシッ


誰かがアタシの腕をつかんだ。


「なにやってんだよ!?」


振り返ると、そこには担任の杉沢が。



アタシの目に水がたまってきた。


「どうして、、、」


そう言ってアタシは彼を睨んだ。






< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop