ヤクビョウ神†天使の微笑み†
 怜華がここにまでなってしまったら、止めるのが一苦労だ。



『確かに十分興味深い内容ですが、危険性も十分なくらい含んでいます。
 刹那君のお守りが結界の近くで反応したというのならば、そこには何やら強大な邪気が隠されているのかもしれません』

 うかつに近づけば命は無いということだろう。

 人とゴーストを近づけさせないお守りが置かれるのは、その先に霊力者やガーディアン以外に発見されてはならないものがあるかもしれないのだ。



「それにしても・・・」

 刹那は頭をかき回しながら言う。

「ネコマタといい、謎の女性といい・・・

 全く接点が見当たらない」

『あったとしても川辺に出没するくらいしか・・・』
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