日向葵
「太陽はきっとヒマワリの存在に気付いてるさ、あんなにも明るく大きい花を咲かせてるんだからな」
「そっか……なんとなく納得」
「少しはヒマワリの印象変わったか?」
「うん、ガラッとね、私を騙しやがって!てな感じに」
「ハハハッ!勝手に悲しまれて勝手に怒られてヒマワリも溜まったもんじゃないな~!」
「いいの!私も同じ向日葵だもん」
「そうか、さて、俺はそろそろ仕事に戻る。お前も早く帰れよ~」
「うん、じゃあね、私ん中で先生の先生率ちょっとアップした!」
「卒業式には100%になるぞ~」
ガハハと笑って先生は行ってしまった
そうか、ヒマワリは悲しくないんだ………
太陽は見てくれる、ヒマワリの存在に気付いてくれてるんだ。