日向葵
「………野球少年……。」
「よっす!園芸委員当番表?」
「私園芸委員なんで」
「へぇ~、」
「ヒマワリ?」
「……ちがいます」
「え?」
「これ私の名前、、ヒュウガアオイ。向日葵って書くの」
「へぇ~、日向か!俺弥太陽、よろしく」
そこらへんの木の枝で地面に丁寧に「弥太陽」
と書いてくれた
「…………太陽……。」
「あぁ、よく言われる!そう呼ぶヤツもいるし」
「ふ~ん」
「太陽と向日葵なんて、運命感じるな!」
その人懐っこい笑顔が私には太陽に見えてしまった
「地上に太陽、降臨」
「へ、何か言った?」
「いや、何も………」
「あ!野球ボール……忘れた…………。」