騎士はキミに恋をする
この人は凄いな…。
ほぼ反射のような考え方であったが、
それはあながち間違ってはないと思う。
だって、
貴方は私に光をくれたと思うから。
怪我が治り、
ベットから解放された後、
私は自分の首などを触って、
ふと、疑問に思った。
あの時、
私は助からない程の重傷を負ったのに、
何で生きているのだろう?
何で、あの時、
立つことができたのだろう?
傷痕すら残っていない、
その場所を手で触りながら、
あの紅い四足歩行の何かを
思い出し、
私は初めて恐怖を感じていた。