騎士はキミに恋をする

一番大きな竜に乗った奴が、
何か合図を送った。

一瞬テラスは身構えたが、
すぐに警戒を解いた。

正義の騎士団が撤退したからだ。

「一旦は、気を抜いていいかな?」

剣をおろして、
テラスが気を抜いたような顔で言った。
つられて、
玖澪羽の顔も緩んだ。

「はあ~。
 緊張したぁ・・・。」

へなへなと玖澪羽はその場に座り込んだ。





< 49 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop