騎士はキミに恋をする

頭を洗い終わって、

髪についた泡をお湯で洗い流すと、
赤毛のメイドは

「失礼しました。」

と言って脱衣所のほうへと消えた。

私は湯船から上がり、
赤毛のメイドが

「これで体を洗ってください」

と言って置いていってくれた
固形石鹸を手にとって、
少し泡だてると、
体にその泡をつけて泡った。

タオルがなかったので、
背中を洗うのには結構苦労した。

体を手っ取り早く洗い終わって、
傍にあった桶らしきものを使って、
湯船のお湯を汲み、
体についてる泡を流すと、
またちゃぷんと湯船に入った。





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