騎士はキミに恋をする

それから3分ほどして
やっと目的地に着いた。

さっきよりも
顔色が少し悪くなった
玖澪羽は安堵した。

目の前のドアがメイド2人によって、
左右から開けられる。

中の部屋は、
いわゆる洋風の食堂。

長いテーブルの上には
見たこともないような、
豪華な料理が2人分並べられていて、

そのうちの一人分、
長いテーブルの向こう側に、
テラスは静かに眼をつぶって座っていた。








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